ドイツ・飲食店のアルコール提供許可申請で注意すべきこと
飲食店を開業するにあたり、アルコールを提供するには特別の事業登録が必要です。
(ご参考「ドイツ飲食店開業の手続き」)
普通にドイツに暮らしていては一度も接点をもたないような特別な書類をいくつも要求されて、吐き気を催す方が少なくありません。
しかし、役所での事務処理に一般的に 4-6 週間かかりますので、オープニングに先立って余裕をもって申請を提出しておく必要があります。
ドイツ・飲食店のアルコール提供許可申請に必要な書類
必要書類は、その年と州によってやや異なってきますので、その都度確認が必要です。
しかし、基本的には以下のようになります。
- Führungszeugnis 犯罪証明書(個人の場合のみ)
- Gewerbezentralregister-Auskunft 登録内容情報
- Auskunft aus dem zentralen Vollstreckungsgericht 執行裁判所からの情報
- Bescheinigung in Steuersachen 税務証明書
- Personalausweis 身分証明書・パスポート(個人の場合のみ)
- Handelsregisterauszug 商業登記簿(法人の場合のみ)
(注)法人の場合は、法人自身と代表者個人について、両方の書類提出が必要です。
最後に
飲食店の開業準備では、店舗改装や従業員採用など多忙を極める中、アルコール提供許可の申請が後回しになりがちです。気づいたら開店前1ヶ月を過ぎていて、アルコールなしの開店かスケジュール変更かを余儀なくされることもあります。早め早めの申請をお勧めしています。